郷土賢人の歴史・偉業の紹介
金毘羅詣での門前町に「こんぴら賢人記念館」を建設し、郷土賢人の歴史的・文化的資料の展示を行うことで、郷土の歴史・文化に対する理解と認識を深めてもらい、日本文化の振興に寄与します。
併せて、「こんぴら賢人記念館」を金毘羅宮等を訪れる人々が気軽に利用できる拠点として整備するとともに、観光客・地域住民の交流の場としての環境づくりを行うことで、地域の活性化を図ってまいります。
現在、展示している郷土賢人の資料は、下表の3賢人となっています。今後は、当地に関連する坂本龍馬、高杉晋作、平賀源内等の賢人についても調査・選定し、展示公開してまいります。
賢人名 | 内 容 |
日柳 燕石 | 勤皇の志士。維新の三傑人を裏方で支え、かつ詩吟の作家。 |
長谷川 佐太郎 | 農民を救済するため、二千石の私財を投じ、満濃池改修工事を行った。 |
香川 昇三 綾 |
夫婦で日本の食文化の向上に生涯を傾注した。女子栄養大学の創立者。 |
郷土賢人日柳燕石の琴平町にある住居「呑象楼」を今後も維持するためには修復作業が必要な現状です。その修復費用を本法人が支援することで、琴平町と提携して「呑象楼」の運営を支援し、当法人の公益事業活動の一環として行うことを進めています。
賢人記念館建設前の現在は、主に琴平町立「ACTことひら」のギャラリーを使用して無料展示を行っております。この「ACTことひら」のギャラリーでは、地域住民の絵画・写真・書道等の作品展示を琴平町教育委員会の予算において常時開催されております。
児童・青少年の健全な育成
児童・青少年に受け入れやすい絵本を制作して、郷土賢人の歴史や偉業を楽しく学んでもらいます。この絵本の一部は、全国の小中学校に寄贈し、郷土賢人の偉業・功績をさらに広めてまいります。
絵本『燕石さん』― 明治維新の奇傑 日柳燕石伝 ―
また、読書や芸術にかかわることで児童・青少年の豊かな人間性の涵養に寄与するため、次のような講座の開催をいたします。
講座名 「ペン画教室」
講 師 大西 一成(当法人理事)
賢人記念館が建設されたときは、4階の学習スペースに、偉人・賢人にかかわる書籍を集めた、児童・青少年のための小図書館を設置します。ここでは児童・青少年が、いつでも自由に本の閲覧ができ、歴史上の偉人・賢人の生涯を学ぶことでの「ひとづくりの場」とします。また、児童・青少年の有害環境が問題視される中、このスペースを身近な交流の場として利用することで有害環境から守り、児童・青少年の健全な育成に貢献してまいります。
少年団体をはじめとする幅広い分野の団体・機関と連携し、児童・青少年健全育成の一層の充実・活性化を図ってまいります。現在は、琴平町役場内の青少年育成センターと連携を取っています。
食育普及事業
琴平町にある生家を社会奉仕の場として役立てたいと望んでいた香川昇三・綾夫妻は、当時、日本の食文化改善を提唱し、人々に健康によい食生活を教え伝えることで、国民が健康に過ごせるようにという思いから「女子栄養大学」を創設いたしました。その女子栄養大学を卒業し、香川昇三氏の教えを継いだ当法人理事の塩田弘子氏の指導の下、講座は運営されます。
わが国では、2005年に「食育基本法」が成立し、国民運動として「食育」が実践されようとしています。食は生きるうえでの活力の基本であります。食を育むことは、心や健康を育むこと、命や愛、人間関係の絆を育むことに通じているのです。また、日本の児童・青少年は「食」に関して多くの問題を抱えており、キレやすい子どもが増えてきたのもバランスの悪い食生活が原因であると言われ、児童・青少年たちへの食育が強く求められているところでもあります。昔から言われていることに「小児には徳育よりも、智育よりも、体育よりも、食育がさき。体育、徳育の根元も食育にある。」という通りであります。食育は、食を通じて心身を育み、豊かで健康的な暮らしの実現はもちろん、家族や子ども、学校・地域、職場などでの交流も深めてくれます。
そして、誰もが食育を通じて、健全な食生活の実現、健康の確保を図ってまいります。
食育及び食育講座についての詳細
こちら
食育指導者の育成及び資格付与
食育の専門知識は今、さまざまな分野で求められています。学校や保育園、地方自治体、食品関連会社、病院、福祉施設、保健所など、その場は広く様々です。
食育講座で修得した知識・技術を世に普及させる指導者として活動を望む人のために、当法人が「食育推進指導士」という資格を付与し、食育を必要としている学校や保育園、地方自治体、食品関連会社、病院、福祉施設、保健所など、さまざまな分野で活躍していただき、さらなる食育の普及による健康維持を図ってまいります。2005年に「食育基本法」が成立し、国民運動として「食育」が実践されようとしています。食は生きるうえでの活力の基本であります。食を育むことは、心や健康を育むこと、命や愛、人間関係の絆を育むことに通じています。
食育の指導者を育てることで食育の知識を広め、国民の心身の健全な発達と健康確保に寄与してまいります。
食育指導者育成と資格付与についての詳細はこちら
食育CD・絵本の販売
<食育CDの販売>
あなたの食事は大丈夫?
歌で食育の「たべものワルツ」を販売しております。ワルツのリズムで覚えやすく、口ずさむことによって毎日の食事の選び方にほんの少しでも気にかけてもらえばうれしいです。
@たべものワルツT
〜材料を撰ぶときの歌〜
作詞 塩田 弘子
作曲 宮川 泰
歌 今泉由夏里
AたべものワルツU
〜料理を選ぶときの歌〜
作詞 塩田 弘子
補作詞 保岡 直樹
作曲 伊藤 雪彦
歌 山本 智美
BたべものワルツT
カラオケ
CたべものワルツU
カラオケ
定価 1,200円(税込)※送料はサービスします。
地元をはじめとして全国の幼稚園、保育所、小学校に「たべものワルツ」を贈呈し、歌から食育に親めるように役立てていただいております。 贈呈先幼稚園の一覧はこちら
食育講座及びCD販売「受講申込書ダウンロード」「メールでの申込みはこちら」
<絵本の販売>
絵本『燕石さん』― 明治維新の奇傑 日柳燕石伝 ―
絵/池原 昭治 文/鈴木 浩
8月25日 発売!
Amazon、一部書店にて販売いたします。
定価 630円(税込)
幕末から明治にかけて活躍した琴平の賢人・日柳燕石にスポットを当て、燕石の偉大なる歩みを、読みやすい絵本にまとめました。燕石会事務局長・鈴木浩氏の名文と童絵画家・池原昭治先生の風情豊かな挿し絵により、大人も子供も楽しめる内容となっております。是非、この機会にお求めください。
《寄贈のご案内》
全国の小学校、中学校を対象に寄贈を行い、当法人の公益目的である郷土賢人の普及を図っております。寄贈をご希望の小学校、中学校の担当者様は、直接法人までお申込み下さい。
⇒ 一般の方を含めましてお申込みはこちら
寄贈先小中学校からの感想文はこちら
《会員特典》
既に正会員である方、入会申込の方には、もれなく差し上げております。※お電話・ファックス等での申込先
〒766-0004 香川県仲多度郡琴平町榎井106番地5 公益社団法人こんぴら賢人記念館
電話・FAX:0877-73-3455
賢人記念館建設(建設計画)
この事業の始まりは、日本の食文化改善のため女子栄養大学を創設した郷土賢人の香川昇三氏の生家が琴平町にあり、奥様の綾氏は、今の生家を卒業生の社会奉仕の場として使うことを望まれておりましたが、卒業生の力ではなかなか実現できずにいたところ、地元琴平町の有志の間で賢人記念館建設を計画されたことからです。
これまでは、任意団体からNPO法人組織として建設資金調達のための寄付活動を行ってまいりましたが、思うような実績を残せませんでした。そのため平成22年4月に内閣府より公益認定を受け、公益社団法人として公益事業活動、寄付活動を行うことにより、賢人記念館建設計画を進めることになりました。
賢人記念館建設事業概要
- 建物概要
建設予定の賢人記念館の概要は次のとおりです。
1階 施設名 展示室 収蔵庫 事務室 内 容 郷土賢人資料の常設展示
資料の収蔵
入館受付・売店床面積 161.80u 2階 施設名 展示室 収蔵庫 内 容 郷土賢人資料の常設展示
資料の収蔵床面積 155.00u 3階 施設名 展示室 収蔵庫 内 容 多目的ホールとして貸与
資料の収蔵床面積 155.00u 4階 施設名 料理教室 学習スペース
和室(10帖) ロッカー室内 容 料理実習室 講座教室
児童青少年の図書室・交流の場
茶室・作法教室・読書室
ロッカー室は4階利用者が使用床面積 162.96u - 建設費用
建 物 210,000,000円 備品等 40,000,000円 合計 250,000,000円
- 賢人記念館運営
これまでの展示入場者実績から、年間の予想入場収益は約3,000万円となり、この収益が賢人記念館の維持及び公益事業費に充当されることで当法人の運営安定化へとつながります。